(上野)「ゴッホ展&コート―ルド美術館展」感想|印象派・ポスト印象派をまとめてギュッと楽しめる

(上野)「ゴッホ展&コート―ルド美術館展」感想|印象派・ポスト印象派をまとめてギュッと楽しめる

元々絵画鑑賞は好きなのですがここ最近はめっきり行かなくなってしまいました。
なぜなら私は人混みが苦手だから…(笑)
美術展ってあんまり人が来ないんじゃないかなぁと思いきや、やはり人気の絵画が来日したとなると多くの人が押し寄せます。
そんな経験を何回かするうちに、気になった美術展があっても足を運ぶことがなくなっていました。
しかし、今回久々に上野へ2つの美術展を観に行ってきました。
素人目線にはなりますがレビューしていきます。

展覧会概要

●ゴッホ展
【会期】2019年10月11日(金)~2020年1月13日(月・祝)
【場所】上野の森美術館
【開館時間】9:30~17:00(金曜、土曜は20:00まで)
【観覧料】(当日券)一般1,800円/大学生・専門学校・高校生1,600円/中学・小学生1,000円
【ホームページ】 https://go-go-gogh.jp/

●コート―ルド美術館展 魅惑の印象派
【会期】2019年9月10日(火)~2019年12月15日(日)
【場所】東京都美術館 企画展示室
【開室時間】9:30~17:30
【観覧料】(当日券)一般1,600円/大学生・専門学校生1,300円/高校生800円/65歳以上1,000円
【ホームページ】 https://courtauld.jp/

久々に行こうと思ったきっかけ

中田敦彦のYouTube大学

興味はありつつもなかなか美術展に足を運ぶことができなかった私の背中を少し押してくれたのがこの動画でした。

【印象派とゴッホ偉人伝】前編〜絵画の革命「印象派」の歴史〜

いまや大人気YouTubeチャンネルとなっている「中田敦彦のYouTube大学」。
歴史、現代社会、文学、美術などあらゆる分野のことを面白く概要を掴むことができるおすすめチャンネルです。
私も普段からこのチャンネルを視聴していて「ちょっと気になっていたけど自分で調べる程ではないなぁ」なんてことも知ることができて、どんどん学ぶことへの意欲が上がってきています。
そんな時この動画を視聴して、それまでゴッホにはあまり興味がなかったのですが印象派との繋がりがあると知り一気に見方が変わりました。
私は印象派、特にルノワールが好きなので、それらからゴッホが影響を受けていると聞くと俄然ゴッホの作品も観たくなってきちゃいました。
いやぁ、人生何がきっかけになるか分かりませんね。

コラボグッズ

動画を観たあと「そう言えばいまゴッホ展やっていたよなぁ」と思い出し詳細を調べました。
するとゴッホ展がスヌーピーとコラボしているではありませんか!
何を隠そう私はスヌーピーが大好き!
ファンクラブに入っていたり、スヌーピーミュージアムやその他企画展に行ったり、旅行で地方に行ったときには地方限定のスポットに行ったり、出来る限り友達とスヌ活(スヌーピー活動)しています(笑)
なので、今回ゴッホ展とのコラボグッズの詳細を見てわくわくしちゃいました。
特にSOULEIADOとのコラボグッズがとっても可愛い!
しかし、残念ながらとても人気で品切れ中の商品が多く、私が行ったときもお目当てのグッズを買うことができませんでした。
でも、スヌーピーだけでなく色んな企業とのコラボもあったのでそちらも楽しめると思います。

ちなみにメインイラストで描いたキャラクターはホッゴさん
今回のゴッホ展の公式キャラクターでLINEスタンプなんかも発売されています。
表情が可愛かったので思わず一緒に肩を組んだイラストを描いちゃいました(笑)

東京都美術館で印象派の展示がある

ゴッホ展を調べていたところ、近くの東京都美術館で印象派を多く集めている美術展(コート―ルド美術館展)があることを知りました。
印象派の絵画を久しく観ていないし、どうやらルノワールの絵画も展示していそうだったので興味を持ちました。
しかも、相互割引と言ってゴッホ展のチケットを持っていくと100円割引になるとのことだったので、ここで私は2つの美術展をはしごすることを決めました。
※他の美術展での相互割引もありますので、詳細はホームページをご確認ください。

ざっくり感想

会場規模&混雑

最初の印象で言うと、ゴッホ展が開催された上野の森美術館はチケット売り場やコインロッカーも屋外に設置されていたので「え、意外にこじんまりしているのかな?」と感じてしまいました。
でも、中に入れば多くの絵画が飾られていたので会場の規模については全然気にならなくなりました。
コート―ルド美術館展は、大きなワンフロアにまとめられている訳ではなくセクションごとに何度かエスカレーターを上がって絵画を観進めていく感じでした。
移動が結構あったので運動不足の人は注意です(笑)

私が行ったのは平日でしたが、予想以上に来場者は多かったです。(特におじいちゃんおばあちゃん)
列が全く進まなくてイライラする程ではありませんでしたが、ある程度周りの人に気を遣いながら鑑賞する感じです。
所要時間は平日ならどちらも約1時間~1時間半くらいだと思います。
休日はもっと混雑していて大変だと思うので、ご都合のつく方は平日をおすすめします。

音声ガイド

今回は両方の美術展で音声ガイドを利用しました。
【料金】
・ゴッホ展:600円
・コート―ルド美術館展:550円
【ナビゲーター】
・ゴッホ展:杉咲花、小野賢章
・コート―ルド美術館展:三浦春馬

ゴッホ展での特徴は、1枚1枚の絵画の詳細な説明というよりはゴッホの人生について多く語っているという点です。
ゴッホは手紙を多く書く人で、弟テオに宛てた手紙が多く残っています。
そのため、今回の音声ガイドでは小野賢章さんがゴッホの弟テオとして、兄弟が交わした手紙を引用し、セリフ調でその時のゴッホの心情について語ってくれます。
それぞれの時代にゴッホが何を考え、何に影響され、どんな状況下でその絵画を描いたのか、というのをドラマチックに知ることができます。
今までは画家の背景は関係なくパッと見て好きかどうかで判断していましたが、画家の人生を知ることで新しく味わえるものもあるのだなぁと新発見でした。(特にゴッホの時代によって絵画のタッチが結構違うので…)

一方、コート―ルド美術館展ではマネ、ルノワール、セザンヌ、ゴーガンなど多くの印象派の絵画が展示されており、ゴッホ展のように各画家について詳しく語るよりは印象派全体の特徴や時代背景、そして各絵画に使われた技法などを分かりやすく教えてくれます。(「絵画の左下に描かれているのは…」みたいに)
「へぇー!」という発見も多く、目の前で絵画をじっくり観察しながら聞きたい音声ガイドだと感じました。

どちらも約35分のガイダンスが収録されていて、十分なボリュームだと感じました。
個人的にはナビゲーターに芸能人を起用しなくてもいいんじゃないかと思っているのですが、今回起用されていた杉咲花さんも三浦春馬さんもすっと耳に馴染む声だったので良かったです。

私は絵画についてはド素人なので、今回音声ガイドを利用して大正解でした

メイン絵画

メイン絵画と言うと、広告で使用されている以下の絵画です。

ゴッホ展:ゴッホ「糸杉」
コート―ルド美術館展:マネ「フォリー=ベルジェールのバー」

どちらも展示の終盤に飾られています。
よく聞くのが、有名な絵画で観に行ったら案外サイズが小さくてびっくりしたということ。(私は「真珠の耳飾りの少女」や「モナ・リザ」を観たときはびっくりした…)
しかし、こちらの2点の絵画はそんなことはなく目の前にドーンと迫力のあるサイズで観る者たちを圧倒します。
いやぁ、実際に実物を観てみてどちらも期待していた以上の素晴らしい作品でした。
「糸杉」は分厚く油絵具を重ねていて、これこそ画像ではなく実物を観てその凹凸を感じてほしいと感じました。
「フォリー=ベルジェールのバー」は画面がぼんやりとした他の印象派の作品と違い、丁寧に情報量の多いバーを細かく描いていることに驚きました。
他のマネの作品は私の好みではないのですが、この作品はじっくり鑑賞したいと感じるものでした。

ショップ

ショップの規模はどちらも似たような感じです。
ラインナップは、ゴッホ展のほうがPEANUTSや他の企業とのコラボが多かったので話題性があってより楽しめるんじゃないかと思います。
とは言っても、コート―ルド美術館展もポストカード、ファイル、ノート、トートバッグ、Tシャツなどの定番商品は一通り揃っているので、お気に入りのものは見つかるんじゃないかと思います。
ちなみに、私はどちらもポストカードだけ購入しました。

ちゃっかりスヌーピーのポストカードもゲットです!
一通り絵画を鑑賞した結果やっぱりルノワールが好きと改めて思いましたが、展示されていたルノワールの絵画全てがポストカードとして販売されていた訳ではないので、そこだけ少し残念でした…。

東京開催後…

東京での展示が終了した後、以下の美術館でも開催予定のようです。
関東以外に住んでいる方でもしご都合がつく方がいましたら是非足を運んでみてください。

●ゴッホ展
兵庫県立美術館:2020年1月25日(土)~2020年3月29日(日)

●コート―ルド美術館展
愛知県美術館:2020年1月3日(金)~3月15日(日)
神戸市立博物館:2020年3月28日(土)~6月21日(日)

まとめ

日本では美術に対して敷居が高いというイメージを持たれることがまだまだ多いですが、「どうやったら楽しく美術鑑賞ができるか」というのを各美術館が頑張って試行錯誤している様子がうかがえました。
そのおかげで絵画の知識があまりないド素人の私でも久々の絵画鑑賞を楽しく終えることができました。

ただ、私は休憩を挟まず一気に2つの美術展を巡ったので疲労感は半端なかったです(笑)
美術展をはしごする予定の方は是非合間に休憩を入れることをおすすめします。

しばらく距離を置いていた絵画鑑賞ですが、また気になる展示があれば積極的に足を運ぼうと思いました。